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レポート

レポート(3)

2004年1月31日

今回も新しい発見がたくさんありました。

雪でも元気いっぱい

去年の12月27日に雪がうっすらと積もりましたが、ほとんどのプレが穴から出ずにじっと寝ている中、穴から出てきた仔は初めてみる雪に驚いた様子で食べてみたり、雪の上を元気いっぱいに歩き回っていました。

発情全盛期

年が明けるとオスのプレたちに異変が見られました。それまで気性の荒いオスのプレだけが喧嘩をしていましたが、温厚だった他のオスも喧嘩や縄張り争いをするようになり、睾丸も目立ってきて今では睾丸を引きずって歩いています。

弱いプレについて

現在、発情期を迎えて激しい縄張り争いなど繰り広げられているPNFの中では、PNFファミリー中1番の高齢、マリスとミゼル(もうすぐ7歳)にとって負担が大きいと判断したため、新しく弊社にきてくれたハナとともに小屋で生活させております。

ベビー期待大

そして、1月10日~15日の間でプレが8匹しか地表に顔を出さなくなりました。どうやら受胎に入ったのか、残りのプレは巣穴の中にいて、表に出てくる仲間のプレが餌を引き込んでいます。これはベビーの期待大といったところです。まだ正確にはわかりませんので、産まれることが確実に決まりましたら詳細をお知らせいたします。

大移動

また、現在のPNFファミリーそれぞれの縄張りですが、右サイドは今までシューとメス5、6匹というハーレム状態だったのですが、乾太の発情を機に2匹のメス、ミランとクラを残して大勢左サイドに移住したようです。

デジタルマルチ温度計

多くの方から「冬場、プレたちは大丈夫ですか?」とご心配の声をいただきましたが、弊社では防寒対策として週に2回、自社産の乾草を与えています。

弊社産の無農薬乾燥チモシー
この乾草は弊社産の無農薬チモシーをプレ達に必要な一年分、天日干しで乾燥させたものです。

そもそも、プレーリードッグ生息地の一つである米コロラドの冬場の地表温度は、地域によってはマイナス15℃~マイナス20℃にもなります。しかし、そういった過酷な環境下でもプレ達は元気に暮らしています。その秘密は地中の温度にあり、たとえ地表温度が零度以下であっても、巣穴の温度は常時15℃前後が保たれているのです。対して千葉県の真冬の地表温度は0℃前後で、冷えてもせいぜいマイナス2℃程度です。弊社では心配される方のためにも、その安全性を実証するために巣穴用の温度計測器を購入し、定期的に温度の計測を行います。2月10日~下旬くらいにかけてが一番寒くなるため、この時期を狙って計測をスタートさせます。

これからのPNFについて

PNFがスタートして約1年がたとうとしています。これも、皆様のたくさんの応援があったからこそです。誠にありがとうございます。つきましては、これからの新しいビジョンを発表し、皆様からのご理解をいただきたくお願いいたします。

  1. まず、PNF内で暮らしているプレたちと、これから仲間になるプレたち全員に言えることなのですが、餌は生牧草一本「自社産のもの」にこだわり、さらに10月~11月にかけては発情期に向けてマメ科生牧草の混ざった栄養価の高いものを適量与えます。マメ科のものを与えても大丈夫か心配される方もいらっしゃるかと思いますが、マメ科のものが必ずしもプレたちの食にとって悪いということではありません。高栄養を摂取する必要がある時期、すなわち冬場の寒さ、そして子孫を残すための繁殖期に向けて体力を蓄える必要がある時期にかけては、栄養価の高いものを摂取しなくてはならないのは当然のことです。ただし、過剰な摂取は皆様もご存知のとおり健康に良くありませんので、あくまで適量を与えていきます。
  2. 現在のPNF面積では、適正飼育数を30匹前後とします。今後規模が拡大するにつれて数が増えていくことが予想されますが、プレのテリトリーの問題等の理由から現在のPNF面積を考え、限度は30匹前後までといたします。
  3. 「限りなく自然に近い形でゆっくり育てる」という弊社の理念の下、「自然は大きな力」これを再認識し、極論かもしれませんが、なじむことができず適応できない仔は死もやむを得ず、生きる仔は力強く生きていくという自然の摂理を尊重します。ただし、それは最高の環境に恵まれる中でのことですので、その最高の環境設定を、弊社は最重要視してまいります。またくれぐれも、どうしてもなじめなかったプレを見捨てるということとは大きく違います。そういった仔についてはPNFから離して小屋で飼育するなど、責任を持って飼育いたします。

「限りなく自然に近い形でゆっくり育てる」という弊社のすべてのことに通ずる理念を順守しつつ、弊社が今まで培ってきた方法を徹底し、変えるべきところは変えていき、核となるべきところは不変としながら、プレーリードッグにとってすばらしい環境作りを目指してまいります。