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レポート

レポート(5)

2004年10月26日

はじめに

PDfarmレポート4の発表以降、PDfarmではさまざまな出来事がありました。小さいPDfarmとなるPDfarmコテージの建設、仮保護中だった野良プレ君の正式なお迎え、そして数頭のプレたちとの悲しい別れなど、今回のPDfarmレポートではさまざまな出来事についての現状、対策、そして今後の方針を含めて発表いたします。

PDfarmの近況

PDfarmの近況

脱走後自分たちで穴を掘って生活牧草畑の貸し出しサービス「パスチャー」期間中にPDfarmのプレたちが脱走する事件が起きました。脱走はパスチャーご利用中のお客様の目の前で三度起き、その後も数回にわたって脱走が続きました。当初はどこから脱走しているのかその場所さえも特定できず捕獲してPDfarmに戻していましたが、しばらくして同じプレが一部の外柵の下に穴を掘り数メートル離れた場所から逃げていることがわかり、すぐに補修工事を行いました。しかし今度は違う場所の外柵から、または裏面のところから次々と穴を掘りしばらくは脱走と補修の繰り返しでした。

PDfarmは万全の脱走防止策をとって建設しましたが、プレたちの頭の良さには参りました。あるときなどは穴を掘っての脱走とばかり思っていたら、PDfarm内の右隅の竹柵が一部低くなっているところをうまく回りこんで外にジャンプして行きました。そこで間隔と高さを調整したところ、今度はその間をぬうように一度ジャンプしてから回り込みさらにジャンプして外へと逃げていきました。現在はこの場所は逃げられないように完全に補修完了しています。

6月~7月にかけてあまりに脱走が多くなったため、最大の原因は何かと考えたところ、1番の原因は今年のベビー誕生によりPDfarm内のプレたちの個体数が一気に増加して、何頭かのプレが住みづらくなり新天地を求めて旅立っていくということでした。これではいつまでたっても改善できないので、何度も脱走するプレについては一時的に事務所前の小屋で保護しました。しかし野性味あふれる元気なプレたちにとってはもはや小屋の生活はストレスになるであろうと考え、なるべく早めに再放牧してあげるべく小さいPDfarmとなる「PDfarmコテージ」を建設しました。

PDfarmコテージの建設

PDfarmコテージの建設

PDfarmコテージ現在弊社が運営しているPDfarmは、将来的に計画している「四街道プレの楽園」構想の一部ですが、以前お知らせした「プレの楽園ホテル」などの他、将来的なステップとして第二PDfarmの建設も計画しています。しかしまだ建設までは準備期間が必要となります。そこで現在稼動中の第一PDfarmと第二PDfarmの中間となる「PDfarmコテージ」を建設しPDfarmの運営に活かします。またPDfarm内から脱走するプレの対策としても機能します。

 

PDfarmコテージの完成によって、「小屋」⇔「PDfarmコテージ」⇔「PDfarm」と三段階方式の順応方式を取れるようになりました。これはいきなり小屋で保護していた仔がPDfarmにいきなり放牧されると順応できない仔が何匹か出てしまうことがわかった結果で、逆にPDfarmから小屋へ戻す際もPDfarmコテージを通過させることでより順応しやすくなりました。

PDfarmコテージの画像はこちらをご覧ください。→PDfarm建設日誌:その他6

プレとの悲しい別れ

2003年よりはじめたPDfarm(前PNF)ですが、今までに怪我をしてしまった仔、体の弱かった仔、環境になじめない仔などの数頭が行方不明および死亡しました。アゴに膿がたまり最終的に食べることができなくなって自然死で安らかに逝ってしまった仔、仲間同士の闘いで敗れて死んだ仔、脱走を繰り返しているうちに姿が見えなくなってしまった仔など、最善を尽くしてその仔たちを見守ってきましたが何頭かのプレたちと悲しい別れがありました。中には弊社へお渡しいただいた方のプレちゃんもいたため、元飼い主の方には順次報告をしています。

PDfarmでは「限りなく自然に近い形を作りゆっくり育てる」という理念のもと進んでまいりました。結果、屋内で人間が手取り足取り面倒をみてあげれば、自然界より長生きするのは犬や猫と同じですが、自然に近ければ弱肉強食の世界が存在すること。プレたち自身で解決できることはプレたちに任せて、それでもだめになりそうなときにのみ手助けするという、PDfarmの理念を改めて確認しました。今後も変わらずこのスタンスをとり続けてまいります。

今後の個体管理について

皆様のご協力の下PDfarm内のプレの頭数もかなりのものとなりました。そこで現在まではプレそれぞれに名前をつけて個体管理していましたが、必然的にこれからは難しくなることが考えられます。そこでマイクロチップを埋め込んだり、タグをつけたり、他にも塗料でプレの体にナンバーをつける方法などありますが、体に人工的なものを埋め込んだり、塗料を塗りなおすたびに定期的に捕獲することが果たして良いことなのかどうか迷ったので、中牧は主なプレにのみ名前をつけて個体管理をしてまいります。

なお現在のPDfarmファミリーの頭数は、

  • 小屋 … 2匹(ダイ、ハナの2匹)
  • PDfarmコテージ … 5匹(アン、花、シュー、ベビー2匹)
  • PDfarm約15匹(ペグ、エース、おでぶ、ベビー、他)

となっています。

おでぶは2004年5月29日にお知らせした野良プレです。結局飼い主の方が現れなかったため、弊社小屋で保護した後、彼をおでぶと名づけてPDfarmへ放牧いたしました。

PDfarm内のセキュリティ強化

PDfarm内のセキュリティ強化

アニマルネットを二重にしました。ベビー誕生に伴い夜間対応セキュリティカメラの設置をしていましたが、更なるPDfarm内のセキュリティー強化策として大手警備会社「K-TEC興隆技研」と契約いたしました。

今回のセキュリティはK-TECの技術でも最高レベルの特殊セキュリティシステムで、24時間モニタリング、録画、センサー感知、警報および、通報システムが装備されています。防犯上の理由からセキュリティーの詳細については発表できませんが今まで以上に強化してありますのでご安心ください。

あわせてPDfarm内からの万が一のプレの脱走防止策として、アニマルネットの二重化を行いました。また今後万が一犬や猫が侵入しようとしてもアニマルネットがそれを防ぎます。もしそれがだめでも24時間センサーが感知し、いつでも人が駆けつけます。

PDfarmの今後のビジョン、皆様へのご理解お願い

年老いたプレ、怪我をしたプレ、どうしても一緒に暮らせなくなったプレ、捨てられてしまったプレ、そして健常なプレたちが各エリアで仲良く暮らせる。そんなプレーリードッグの一大楽園「四街道プレの楽園」に向かって少しずつ確実に施設の充実、プレの適正飼育頭数を目指してこれから中牧は進んでまいります。その中には皆様が考えている状況とはかなり違う場面も出てくると思いますが、あえてご批判は受けていきます。

弊社の理念「限りなく自然に近い形を作りゆっくり育てる」を徹底して3年~5年の計画で四街道プレの楽園を目指してまいりますので、これからもたくさんのご意見をお寄せいただきご協力をお願いいたします。