弊社は、昭和50年創業以来40年にわたり、無農薬有機質露地栽培にこだわった新鮮な生の牧草を専門に作り続け、2015年現在、およそ80,000トン以上の生牧草を全国に供給してまいりました。 また1998年からはインターネットを通してのご提供も開始し、18年間にわたってたくさんの草食動物愛好家の皆様にご利用いただいております。新鮮な生の状態の牧草を「生牧草」と称して早くから位置づけ、生牧草業界のリーディングカンパニーとして今日に至るまで、動物が健康に幸せに、そしてお客様が笑顔になるための一助として「新鮮・安心・安全」な本物の生牧草を年間365日休まず安定してお届けしております。
「知名度」ではなく「認知度」を上げたい。
弊社は、自分たちで種を蒔き、育て、商品化し、売る。つまり生産、加工、販売までを自社で一貫して行っております。自社で販売を行っているため、実は卸販売での商業的な利益はほとんどありません。それでも卸取引のご提案に積極的に取り組んでおりますのは、生牧草の専門家として、近年「知名度」だけが上がっている生牧草の「認知度」を向上させたいという想いからです。弊社の生牧草は土づくりからこだわり、上野動物園や千葉市動物公園、JRA中央競馬会、地方競馬場をはじめとした、各公的機関から長年に渡り大きな信頼をいただきながら、毎日休まず収穫・発送、各種計測など実践し、動物にとって安心、安全と呼べる無農薬有機質露地栽培にこだわった生牧草をお届けしております。
ところが、例えば最近は生産元の明示がないまま販売されていることがあったり、品種ごとにそれぞれ異なる特性を理解せずに売っていたり、家庭菜園やスポット的に栽培をされているものとの違いがわからない状態で販売されていることも出てきているようです。また道端で採取した雑草などが生牧草と称して売られているなどの事例報告を、お客様からいただいたこともあります。これは、動物が喜ぶから、売れるからとの理由だけで、生牧草の知名度だけが広まってきているからなのではないでしょうか。
※全てがそうではなく生産者情報をきちんと表記されているお店がほとんです。また特定のお店を否定することではありませんのでご容赦ください。
青々としたものであれば、人間の見た目には美味しそうに見えます。しかし、動物の健康を考えれば、それだけでは不完全です。例えば、作物は窒素分を与えると葉が青々としたものになりますが、生牧草においては与え方を間違えると硝酸態窒素濃度が上昇し、動物の健康にとって害になることもあります。その他様々な安全な生牧草を作るための栽培方法がいくつもあり、そうした技術を知らない、施していないものには、それなりのリスクが存在すると言って良いでしょう。一般消費者様、特に生牧草を初めて手にするお客様にとっては、その違いは大変わかりづらく、また知る手段もあまりありません。結果的に動物たちが安心して生牧草を食べられない状況が発生しているように感じ、危惧しております。
弊社は生牧草の専門家として、全国の動物たちに健康に元気に幸せに暮らして欲しいとの想いで、このような状況を改善するべく取り組んでまいります。その中で、弊社と共同歩調を取っていただける事業者様に限り、卸価格での販売をさせていただいておりますので、ぜひご協力、ご検討をいただければ幸いです。