ある日の朝、動物園の入園時間。子どもたちがゾウ舎の前で大喜びではしゃいでいます。
ゾウが美味しそうにほおばる青い草。そう、生の牧草。「生牧草(なまぼくそう)」です。
子どもたちのこころの成長に欠かせない自然や動物との触れ合い。
親元を離れ集団で行動しながら、動物たちが大喜びする
新鮮な生牧草を、自分で収穫し、自分であげてみる。
そんな非日常の体験の中に、きっと多くの気付きと成長があるはずです。
当イベントは、千葉市市民自治推進課が推進する「協働事業提案制度」の一環で「生牧草、自分で収穫、エサやり体験 in 千葉市動物公園」と称して、生牧草専門 中央牧草センター、および千葉市動物公園が主催。NPO法人千葉自然学校、およびNPO法人千葉・草原のこころファームが協力し共同で行う官民一体型のイベントです。
※協働事業提案制度は、市民団体や企業などが持つ多様な知識や経験を活かした事業提案を市と協働で実施することで事業の改善や市民サービスの向上につなげる制度のことです。
「第1回 生牧草、自分で収穫、エサやり体験 in 千葉市動物公園」は楽しく終了しました。
たくさんのご参加、誠にありがとうございました。
2014年11月22日(土)8:30~17:00
※雨天開催・荒天中止となります。
千葉駅NTTビル前集合・解散 / 大型バス送迎有
開催有無についてはFacebookページにてお知らせいたします。
当日朝6時30分の時点でお知らせいたします。
中央牧草センターは草食動物たちが大喜びする、健康維持に欠かせない生牧草を作っている専門企業です。昭和50年創業以来40年にわたり、土からこだわった無農薬有機質露地栽培で育てた新鮮な生牧草を専門に作り続け、2014年現在、およそ80,000トンの生牧草を全国に供給してまいりました。千葉市動物公園はもとより、恩賜上野動物園、JRA中央競馬、大井・川崎・船橋地方競馬、全国の乗馬クラブ、うさぎ専門店、個人の草食動物愛好家の方々のもとへ、新鮮・安心・安全な本物の生牧草を年間365日休まず生産・供給し続け、公的機関、全国の法人、個人の方々から長年にわたって大きな信頼をいただいております。
私たちの共通理念です。
生牧草専門 中央牧草センターは、全国の草食動物たちが健康に幸せに暮らしていくための安全な生牧草を毎日欠かさず生産供給することを使命とし、中央牧草センターから誕生したNPO法人千葉・草原のこころファームは牧草業を活かして子どもたちに自然や動物との触れ合いの場を提供することを使命としています。
こころファームでは、自然、農業、そして動物との触れ合いが、現代社会の子どもたちの心の成長に欠かせないものと考え、母体の中央牧草センターが得意とする無農薬有機質露地栽培の生牧草を活用して、生牧草の収穫体験、動物への餌やり体験など、自然や農業の楽しさ、厳しさ、大切さを伝承していく「実体験活動」を、ネットワーク型自然体験学校としては日本一の実績がある「NPO法人 千葉自然学校」の協力をいただきながら、積極的にNPO活動を行っております。このように中央牧草センターとこころファームが二人三脚の形で、社会が抱える課題の解決に向けて一丸となって取り組んでいます。
草食動物の健康維持に欠かせない生牧草。弊社では、長年の間生牧草の生産をしながら、畜産業で発生する糞尿を有機肥料として活用し、耕作放棄地の再活用を積極的に行って農地保全、環境保全に取り組んで来ました。そして2009年からは、その過程において牧草業を通じた自然体験を子どもたちへ提供し、さらに2014年からは佐倉市役所産業振興部農政課が推進する東京大学農学部応用生物学専修農家実習へ協力して東大生の受け入れを行っています。
そんな仕組みのことを「牧草系循環型農業」と名づけてみました。弊社が掲げるこのテーマは、牧草業を活かして地域社会の課題解決に向けて貢献をしていく新しい農業の一つの形です。地域社会への貢献活動の一環として、このテーマのもと当イベントを行ってまいります。千葉県四街道市に、こんな団体があるということをより多くの方々に知っていただけたら幸いです。
※プログラム内容は天候等の理由により当日やむを得ず変更になる場合があります。
06:30 | 催行判断(Facebookページをご確認ください)※雨天開催・荒天中止となります。 |
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08:00 | 千葉駅NTTビル前集合 |
08:30 | 出発式・千葉駅NTTビル前出発 |
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17:00 | 千葉駅NTTビル前到着・解散式 |
募集対象 |
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小学1年生 から 中学3年生まで の 40名限定 ※先着順
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参加費 |
4,900円(税込)/1名
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参加をご希望の方は中央牧草センタープライバシーポリシーをご確認いただき、同意していただいた上で、お名前、ご住所、電話番号を添えて 043-423-7571 までご連絡いただくか、 下記の申込みフォームから資料請求をしてください。いただいたご住所に正式な申込書類を送付させていただきますので、ご記入、ご捺印の上、同封の返信用封筒にてご返送ください。
「生牧草、自分で収穫、エサやり体験 in 千葉市動物公園」は終了しました。
たくさんのお申し込み、誠にありがとうございました。
その他のお問い合わせにつきましては、043-423-7571 または、 info@c-bokuso.co.jp までお問い合わせください。
2014年11月22日開催「生牧草、自分で収穫、エサやり体験 in 千葉市動物公園」は楽しく終了しました。
まず最初に子どもたち、よく頑張りました!保護者の皆様も今回お申し込みいただき、また弊社および関係団体を信頼し送り出してくださり、ありがとうございました。
次に千葉市動物公園の方々、千葉自然学校の方々、そして中央牧草センター&こころファーム関係者、応援してくださったご縁ある全ての方のおかげで大きな怪我や事故等なく無事終えることができました。この場をかりてお礼申し上げます。
たくさんの方々と感動を共有させていただいた記念すべき第1回目となる今回、初めての試みでかつ準備期間も短かったため、定員を満たせるかどうか不安でした。しかしやるからには「たとえ参加する児童が1名だったとしても行おう!」という決意で望みました。いざ募集を開始してみると、みるみるうちに申し込みをいただき最終的に定員の40名オーバー!想定していたよりも多くの方に興味を持っていただいていることに弊社としても驚きました。
さらに驚いたのは、自らがこのイベントに興味を持ち、参加してみたいという子どもたちが多かったことでした。保護者の方々も、我が子にこころ豊かに育ってほしいという共通の願いがあり、全国でも珍しい生牧草の収穫から動物へのエサやりまで体験できるこのイベントに価値を感じてお申し込みをいただきました。
現代社会。自然との関わり。ただ触れ合うだけではない「実体験」が、今まさに社会から求められているのではないでしょうか。
参加した子どもたちに熱心に説明されていた飼育員の方々の姿や、動物たちが美味しそうに生牧草を食べている姿、またその姿を見て喜ぶ子どもたちの笑顔を見たとき、草食動物の健康や幸せにとって生牧草が必要不可欠なのだということを再認識しました。
弊社スタッフも、実際にゾウのアイちゃんに直接生牧草をあげる機会をいただきました。アイちゃんが器用に長い鼻でつかみとっていく様を間近で見れて、毎日一生懸命育てた生牧草を喜んで食べてくれていることを肌身で感じ、大感激、大感動いたしました。
「草食動物はさ、草食なんだよ。青い草、そのまんまの草。食べなきゃ生きていけないんだよ。忘れちゃだめだぁ。」
とある動物飼育の名人のありがたい言葉、名言を思い出しました。
「どうしてこれはみじかいの?」
生牧草の収穫前、生牧草や作業についての説明をしていた時、子どもたちから質問を受けました。
それは高さの異なる生牧草のことでした。
「みんなの足元にあるのは赤ちゃん。隣にある少し背が高いのはみんなと同じ子ども。もっと背が高いのは大人の生牧草だよ。」
植物が生育する過程で高さが変わるのは大人にとっては当たり前のことです。しかし普段当たり前と思っていることでも、子どもたちにとっては新鮮で不思議なことに見えるのですね。ちょっとしたことを自分で見つけ不思議に思う気持ちは、大人になってからも大切なことのはずです。弊社スタッフもそのことに気付かされ、子どもたちに初心を教わった1コマでした。
当イベントは「社会のため子どもたちに夢と希望を与えたい」という共通の想いのもと、春と秋の毎年2回継続して開催いたします。次回開催に向けての課題も多くありました。運営関連団体全体で積極的に協議を重ねて改善してまいります。弊社が掲げる「牧草系循環型農業」の旅はまだ始まったばかり…。これからも益々の応援、何卒よろしくお願いいたします。
全国の動物たちの健康と幸せのため。
生牧草一筋40年 中央牧草センター スタッフ一同