新着情報北海道農場についてのご案内2015.11.06
7月から9月までの間お届けして、多くの方から大好評をいただいた中央牧草センター北海道農場産チモシーにつきまして、ご案内が遅くなりましたが報告させていただきます。
北海道農場産チモシーについて詳しくはこちらをご覧くださいませ。2015年07月15日 - 北海道農場スタート!
このたびは、たくさんのご利用をいただき、誠にありがとうございました。
2016年もやります
まず最初に、来年についてご案内ですが、来夏も北海道農場産チモシーをお届けいたします。ご希望のお客様はどうぞ安心して引き続きご利用ください。詳しい内容を下記にお知らせしますので長くなりますがご興味のある方はご覧くださいませ。
北海道農場スタートの理由
弊社は生牧草と向き合って40年、インターネットで個人の方へお届けを開始してからは18年になります。毎年10月上旬ごろから翌年7月上旬ごろまでの間は、イネ科生牧草をご希望のお客様へは、イネ科イタリアンライグラスをお届けしているため、必然的に「初めて我が仔にあげる品種がイタリアンライグラス」という方、それに伴って「普段からイタリアンライグラスをあげている」という方が多い状況です。
毎年7月上旬。夏を迎えると、お届けするイネ科品種は夏場の品種(現在はイネ科緑葉、イネ科スーダングラス)に変わります。より自然に近い形としては、季節ごとにあった旬のものを食すことが健康への何よりの近道でありおすすめですが、まったく問題なく夏場の品種に順応できる仔も多くいる一方、どうしても食べられず仕方なく他の産地の冬場の品種だったり、固形飼料だったりと、他の飼料に頼らざるを得ない仔がたくさんいることも事実です。
※念のためお伝えしたいのは、弊社では「動物が健康で幸せに暮らしていくこと」が最も重要だと考えています。ですので、人間と同じように千差万別な動物たち。その仔ごとに合った飼料形態こそが最も重要で、「生牧草だけが最高」という考えではありません。他の飼料も、生牧草も、それぞれに良いところがあると考えています。
チャレンジ!
「夏場の間うちの仔はどうしたら良いでしょうか?」とのお問い合わせに対して、夏場の品種に上手に切り替える方法をご提案しながらも、それと同時に、お客様と動物たちのためなんとか解決できないかとの想いで、いろんな方法にチャレンジして来ました。しかし、それらは失敗の連続でした。たとえばハウス栽培、水耕栽培、散水、潅水チューブなど、様々な試みがそうでしたが、どれもあと一歩というところでうまくいきませんでした。生牧草を育てることは出来ましたが、多くの動物が食べてくれなかったのです。なぜなら、それらは全て自然に逆らっていたからだと思います。
それらの試みで費やした時間、労力、資金は莫大で、会社としては大きな痛手でしたが、その時に学んだことは大きな収穫でした。それは「自然の恵みに勝るものはない」という自然の教えです。大地に根を張り、雨を浴び、太陽の光を吸収して育っていくという、単純なように見えて実は複雑、人間には計り知れないものがある自然の恵み。頭では分かっていても、実際に経験したこと(できたこと)は、会社やスタッフにとって大きな財産だと思います。そうして、方向を転換というより、弊社が目指す原点「より自然に近い形」をもう一度見つめることができ、それからはあくまで露地栽培にこだわる方針を貫いています。そのおかげで露地栽培技術もグッと向上しました。
弊社では、多くのお客様からお便りをいただきます。心打たれたお便りのひとつ、それは「中央牧草センター産だから安心して購入しているんです。」という言葉でした。恩賜上野動物園へは33年。千葉市動物公園、中央、地方競馬をはじめとした公的機関、ならびに全国の個人のお客様から長年の間信頼をいただきながら、草食動物たちの健康と幸せのため、年間を通して休まず生産、お届けして来たことは弊社の誇りです。
そうした中で、弊社スタッフにはその信頼に応えなければいけないという義務感がとても強く、どうにかできないものかと計画を立て準備を進めて来ました。各方面の色々な方々に協力していただきながら、「自然の恵みに勝るものはない」という教えを大前提に進めてきた計画の一つがまさしく、今回の北海道農場プロジェクトでした。そして2015年7月、ようやく北海道農場をスタートでき、9月末まで滞りなく終えることができました。それは紛れも無く夏場の間、千葉県農場産、北海道農場産どちらも変わらずご利用いただいたお客様、そして開始にあたりご協力いただいた全ての方々のおかげです。この場を借りまして改めて御礼申し上げます。
来年の北海道農場産チモシーについて
北海道農場産チモシーは、前述のとおり多くの方からご要望があります。長年の間生牧草と向き合ってきた弊社の義務として、来年もお届けいたします。そのために、今年すでに播種完了しており継続的に管理してまいります。
ただし、スタート時にご案内していた北海道農場でのイネ科イタリアンライグラス栽培につきましては、地元の方々への配慮もあり、来年も行わず2年目はイネ科チモシーの栽培に専念してさらに安定化に努めます。
正式なスタート1年目ということもありいくつか課題も見つかりました。課題解決策としてすでに水面下でプロジェクトが進行中ですので、発表を楽しみにお待ちください。
これからも弊社は、動物たちの健康と幸せのため、土からこだわり無農薬有機質露地栽培で育てた新鮮・安心・安全な生牧草を全国に向けて年間365日休まずお届けしてまいりますので、今後とも益々のご愛顧を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
生牧草一筋40年 中央牧草センター スタッフ一同
北海道農場産チモシーについて詳しくはこちらをご覧くださいませ。2015年07月15日 - 北海道農場スタート!
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